スレート屋根の寿命はどのくらい？

自分の家の屋根がスレート材だった場合、寿命が何年なのか知らない人もいるでしょう。

屋根の寿命がわかれば、葺き替え工事を行う時期もわかります。

また、屋根の補修方法や塗装費用も気になりますよね。

そこで、スレート屋根寿命や補修方法、塗装費用について紹介します。

スレート屋根の寿命は？

スレート材は、セメントと繊維素材を薄く平たく加工した屋根材です。

軽くて地震に強く、安価で対応できる業者が多いため屋根材として普及しました。

では、スレート屋根の寿命は何年なのでしょうか？

スレート屋根の寿命は？

スレート屋根の寿命は、25～30年とされています。

寿命が30年を超えた場合は、新しい屋根材に交換する葺き替え工事を行うのがおすすめです。

ただし、スレート屋根は薄く衝撃に弱いため、5年おきに点検を行いましょう。

スレート屋根の補修方法は？

5年おきの点検で、スレート屋根が欠けていたり割れていたりしたときの補修方法はあるのでしょうか？

スレート屋根のひび割れの程度と補修方法、費用は以下のようになります。

ひび割れ・小さな欠け	コーキング材・専用の補修材で補修	費用は2～4万円
割れ・剝がれ	部分的な張替え	費用は18～20万円
広範囲の割れ・剥がれ	屋根カバー工法	費用は80～120万円
	葺き替え工事	費用は165～240万円

部分的な張替えですが、2005年以降に建てられた家の場合、アスベストが含まれていないスレート屋根材が使用されています。

その一部は、もろく補修や塗装をしてもすぐに割れる可能性があるため、屋根カバー工法か葺き替え工事がおすすめです。

2004年以降に建てられた家でスレート屋根材の場合は、アスベストが使用されている可能性があります。

アスベスト飛散防止のために、葺き替え工事費用が上記のように高くなります。

アスベストが含まれていないスレート屋根材を葺き替えする際は、費用はもう少し安くなるでしょう。

スレート屋根の塗装費用は？

屋根の寿命を延ばすためにも、スレート屋根には定期的に塗装する必要がありますが、塗装費用はいくらぐらいなのでしょうか？

スレート屋根の塗装費用について、紹介します。

スレート材の屋根の塗装費用

スレート材の屋根の塗装費用は、30坪の2階建ての家だと40～60万円程度です。

費用に幅があるのは、塗料の種類や屋根の劣化状況、傾きによって費用が違うからです。

1㎡あたりの塗装費用と耐久年数の目安は、以下の通りになります。

ウレタン塗料	約1,700～2,500円	約7年
シリコン塗料	約2,100～3,500円	約12年
フッ素塗料	2,000～5,000円	約15年

同じ塗料でもグレードがあるので、塗装費用に幅ができます。

スレート屋根の補修費用や塗装費用を抑えたい場合は、助成金・補助金制度の利用がおすすめです。

断熱機能や遮熱機能がある塗料を塗装した場合は、省エネを目的としたリフォーム補助金事業の補助金が自治体からもらえる可能性があります。

他にも屋根のリフォーム資金助成に当てはまることがあり、自治体によっては子育て世代や地元の業者に依頼することを条件としている場合もあります。

しかし、助成金または補助金制度がない自治体もあるので、今住んでいる自治体のホームページや窓口で助成金・補助金の制度があるか、調べてください。

まとめ

スレート屋根の寿命は、25～30年とされています。

30年を超えたのであれば、葺き替え工事を行いましょう。

屋根の補修方法は、屋根のひび割れや欠け具合でいくつかあります。

部分的な張替えを行えないスレート屋根もあるので注意してください。

スレート屋根の補修費用や塗装費用は、条件を満たしている助成金・補助金制度に申請して、助成金・補助金をもらうと費用を安く抑えることができます。